中国にて;「外車にする必要ある?」|Financial Times|2025.04.22
FT|Western carmakers shift gear for China fightback|2025.04.22
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Western carmakers will fight back against domestic rivals in China, ... launching software and intelligence features in vehicles with local partners...
ちょうど今、上海でモーターショーが行われている。
ドイツや日本のメーカーが最新モデルを披露し中国にマウントする場…では最早ないらしい。
4月22日付FT記事「Western carmakers shift gear for China fightback」は、中国で売られる外車は、実は相当程度で中身が「中国製」になっていることを伝えている。日独の海外カーメーカーにとっては、逆にそうしなければ中国という世界最大の自動車マーケットで地場メーカーに太刀打ちできなくなっているとのことだ。
4月22日付FT記事「Western carmakers shift gear for China fightback」は、中国で売られる外車は、実は相当程度で中身が「中国製」になっていることを伝えている。日独の海外カーメーカーにとっては、逆にそうしなければ中国という世界最大の自動車マーケットで地場メーカーに太刀打ちできなくなっているとのことだ。
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|良いクルマはどこ製?
Volkswagen, Toyota and others have adopted "in China for China" plays to win back consumers who have shifted to more affordable and tech-packed electric vehicles from homegrown brands.今の中国の車販売市場では「homegrown brands」が強くなった。記事によれば、メルセデスベンツとBMWの中国マーケットでのシェアは31%だそうで、2020年の64%から半減している。中国で最も売れるブランドは、国内EVメーカーであるBYDやGeelyに取って代わられてしまった。
海外メーカーはこの事態に対処するため、車の「アタマ」といえるOSや、車体のデザインに関して、中国企業とパートナーを組んで開発することにしたそうだ。
独Audiの例を記事は紹介している。このブランド価値無双のカーメーカーは、中国パートナーと共同開発した若者向けサブブランドを本年モーターショーに出品しているが、その車には本家のトレードマークである4つの輪はついていないとのことだ。
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|ノウハウを「教える」でなく「学ぶ」立場
Some western car executives concede that they are unlikely ever to recover their dominance in China but carmakers are keen to rebuild their positions, ...
To do that, many are turning to partnerships with Chinese companies to absorb technological knowhow and respond more rapidly to Chinese consumers ...
そんな中、海外メーカーは、メイドイン・ジャパンやジャーマニーなら売れたという古き良き時代の再来は諦めたようだ。その代わり、「technological knowhow」を吸収し、ポジションを再構築することを決めたとのことだ。
この「technological」ノウハウを吸収するという戦略は、80年代に中国メーカーが海外メーカーの席巻に対抗してとった手法だそうだ。今や技術は中国のものを取り込ませてもらう時代だ。
そういえば、BYDは先月、たった5分の充電でEVが470キロ走行することを可能にしたと発表した。他にも、中国のEVバッテリーメーカーのCATLは、5分のチャージで520キロが走行可能なったと上海モーターショーの機会に発表している。500kmといえば東京ー大阪間の距離だ。
このような技術は日系やドイツのカーメーカーからまだ発表されてはないのではないか。
中国国産車は色々と先進的、しかも車自体の価格も安いというのであれば、よっぽど“外車”のファンでない限り、中国の消費者はあえて外車を購入しようとは思わないだろう。
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"Rather than Japanese people making cars for the Chinese, it will be more Chinese people making cars for Chinese people,"世界のトヨタCFOのコメントだ。レクサスの売り上げはピークからわずか8%減だが、車の開発、R&Dに関しては相当中国パートナーへの権限移譲を行ったとしている。
本記事を書いた記者は日や独のメーカーがこれまで傲慢であったのが理由の一つとポッドキャストで説明していた。
近いうちに日本でもBYDが走るのを多く見ることが普通になってくるのだろうか。
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